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美容室・ヘアサロンの宣伝にGISポスティングを使う3つのメリットと広告活用事例

美容室・ヘアサロンのお店の雰囲気
全国に23万軒以上もあるとされる美容室・ヘアサロン。現在も店舗数は上昇しており、顧客の数に対して店舗の数が溢れる「オーバストア状態」が続いています。20年以上経営を維持している美容室の率が全体のわずか0.3%という数値からも、顧客の安定した獲得が難しいことが見て取れますね。

この「美容室苦境」の中で、「良いカット技術・サービス」を提供するだけでなく、より積極的に見込客を店へと誘うマーケティング戦略を重視する店舗経営者の方が増えています。そんな中、特に小規模・中規模店舗経営者から注目をされているのが「GISポスティング」という宣伝手法です。商圏データ・地理情報システム等を駆使しながらチラシを配布するという「GISポスティング」。なぜ今この手法が着目されているのでしょうか?
ここでは美容室宣伝にGISポスティングを使うメリットや、宣伝に活用した事例についてご紹介していきます。

美容院・ヘアサロン広告にGISポスティングを使うメリットとは?

1.地域型消費に向いた宣伝媒体「ポスティング」

今後の美容院業界における顧客獲得を考える上で、考慮しておきたいのが美容院に対する消費者の意識動向です。女性向けの消費者アンケート調査では、「定期的に通う美容院を決めるポイント」として「家からの近さ」「通いやすさ」といった店舗と自宅との距離感が上位に上がるようになっています。

いわゆる「美容師ブーム」の頃には、時間をかけてもカリスマ美容師が在籍する都市部のサロンに通うことを厭わない率が比較的高い傾向にありました。しかし現在ではこのブームが終焉を迎え、「地元の店舗を重視する傾向」になっているわけです。この傾向はF2層(35才~49才の女性)・F3層(50才以上の女性)といった主婦層のみならず、F1層(20才~34才の女性)にも見られるようになっています。若年層消費も「地元志向」「内向き消費」に傾いていると言えるでしょう。消費者の目線が「気軽に通える店舗へとシフト」している現在、「全国エリア対象」「県内対象」といった広範囲への宣伝広告では高い集客効果が見込めないと言わざるをえません。

またエリア指定による検索可能な「美容院登録サイト」への出稿効果についても、主に小規模店舗から疑問の声が上がるようになっています。登録サイトでは出稿料金によって表示順位が決定するため、競合店舗が多いエリアの場合だと検索上位は大手・チェーン系が占めることに。多額のシステム利用料が出せない店舗の場合、登録をしてもなかなかユーザーの目に触れません。

そんな中、特に小中規模の店舗から着目されるようになった宣伝手段が「ポスティング」です。チラシ配布地域を「丁目」にまで細かく指定できるポスティングであれば、美容院店舗に対し「通いやすい」と感じられる層のみに効率的な宣伝を行うことができます。またチラシデザイン・キャッチコピー等の自由度も高く、工夫を凝らすことで、小中規模の店舗でも競合店舗から一歩抜きん出たアウトバウンドマーケティングができるのです。


2.GIS(商圏データシステム)でターゲット層の多い地域に集中宣伝

地域密着型の宣伝に向いた「ポスティング」ですが、従来のポスティングでは「まだ宣伝ロスが多い」という問題が見られました。特に美容院等の性別・年齢ターゲット層が比較的狭い業種の場合、ターゲット外にもチラシが配布される率が高かったのです。例えば「30代~40代の大人の女性」をターゲットにした美容室店舗の宣伝の場合、20代の男性がチラシを受け取っても来店といったアクションには移りませんよね。「店舗近隣エリアに対し、ただチラシを軒並み配布する」といった方法ですと、このようなチラシ廃棄の問題が目立ちます。

この問題を改善へと導いたのが、GIS(地理情報システム・商圏データシステム)を使用した「GISポスティング」です。GISシステムでは国勢調査データの複数のデータを使用し、「ターゲット層が多いエリア」を細かく抽出していくことができます。例えば店舗近隣エリアの中で「女性が多い」エリアを割り出すだけでなく、「30才~34才の女性が多い」といった年齢層での抽出、「主婦層が多い」「単身層が多い」といった家族構成による抽出を行うことも可能。ヘアサロンによって異なるターゲット層に合わせながら、チラシ配布戦略を立てられるようになったのです。ターゲット層の多いエリアに集中的なチラシ宣伝を行うことで、チラシへの反響・反応率を上げていくことが期待できます。


3.高単価リピーター客を捉えるマーケティングにも使用可能

2020年に向けて日本全体での景気回復傾向は見られるものの、いまだ「美容院を定期的に利用するユーザー率」には回復の兆しが見られません。また少子高齢化によるF1層の減少は今後も歯止めがきかない状態と言えます。今後の美容院経営を考える上では、「とにかく顧客の数を集める」というよりも「高頻度来店・高単価利用のリピーター顧客を集める」が重要になってくると言えるでしょう。

GISポスティングでは、推定年収データ等の数値を使用して「準富裕層が多いエリア」「富裕層が多いエリア」等を抽出していくこともできます。また複数セグメントによる抽出にも対応するため、「暮らしに余裕がある富裕層の主婦層」「年収が平均よりも高い単身層の女性」といったターゲット層の絞込も可能です。高単価利用客が多いエリア・リピーターになりやすい層が多いエリアに対し効率的にマーケティングを行えば、チラシ配布後の初動的な反響だけでなく長期的な集客効果を見込むこともできます。


美容室・ヘアサロン宣伝にGISポスティングを使った活用事例

美容室でのヘアカット

キッズルーム完備の美容室フェアチラシ

【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
  • ・モール内のキッズルーム・ベビールームを使用可能
  • ・キッズカット&ママカットのセット割引を促進したい
  • ・入園・入学シーズンを期にママ層を取り込みたい
  • ・新サービスのオーガニックカラーを打ち出したい
  • ・商業施設内に専用駐車場有り

【ターゲット層想定】
子ども向けメニュー・設備の充実度が大きな特徴となることから、小さな子どものいる20代後半~30代の若い主婦層がターゲット層となる。「自分だけでなく子どももオシャレにしたい」「いつもキレイなママでいたい」といったトレンド感に敏感でファッション消費を惜しまない層がメインターゲット。店舗近隣エリアの平均年収は400万円台だが、ワンランク上の世帯層を狙うことでリピート率が高まることが想定される。

【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データから、25才~35才未満の女性が多いエリアを抽出。また「一般世帯人数3人以上」「0才~10才未満の子どもが居る世帯」のデータを加えることで、ベビー~小学校低学年・中学年の子どもを持つ若い主婦層が多いエリアを抽出できます。更に世帯年収推計データで「推計年収600万円以上」のデータを加えれば、定期的にヘアサロンに通う余裕のある主婦層の多いエリアをより細かく絞り込むことも可能です。


夜間営業開始のリニューアルオープンチラシ

【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
  • ・老舗ヘアサロンが店長代替わりにより大幅リニューアル
  • ・営業時間を夜10時までに延長
  • ・スタイリッシュな内装に変更
  • ・ネイルコーナーを併設、ヘア・ネイル同時の施術が可能
  • ・夜間の営業時間帯の利用層から若い顧客層を増やしたい

【ターゲット層想定】
夜間回転率のアップを見込みたいため、仕事帰りに訪れる都市部勤務の単身女性層がターゲットとなる。店舗内装デザイン・チラシデザイン等の傾向から、20代前半~30代前半からの反響が最も大きいと想定される。30代女性の平均収入386万円よりもやや高い400万円台以上の収入層を主力ターゲットとすることで、カラーメニュー・パーマメニューと同時にネイルメニューを注文するといった高単価客の確保、リピート率アップが期待できる。

【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データから、20才~35才未満の女性が多いエリアを抽出。更に「一般世帯人数1人」「世帯推定年収400万円以上」のデータを加えることで、収入に比較的余裕がある単身世帯の女性が多いエリアを抽出します。また不動産データを使用して「共同住宅持ち家/借家世帯数」が多いエリアのデータを加えれば、マンションで一人暮らしをする女性の占有率が高いエリアを細かく選定することも可能です。

一人暮らしの女性が多いエリアに絞り込んだチラシ配布を行うことで、ターゲット層が直接チラシを手に取る確率もアップ。ターゲットに合ったキャッチコピーやデザインの工夫が届きやすく、チラシの反響・反応率を上げることが期待できます。


<おわりに>
競合店舗の数が年々増加する中で、美容院には「特化したサービス(店舗特徴)」が求められるようになりました。平凡なサロンでは生き残れないというわけです。しかしサービスを特化するほど、ニーズが合致するターゲット層は狭まります。「店舗のターゲット層がどこに居るのか」を定めた上での効率的なマーケティングが重要になるのですね。

美容業界の「特化型重視」の傾向は今後も強まると予測されていますから、GISポスティングのようなターゲット傾向を定めた宣伝手法は益々重宝されるようになっていくことでしょう。

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