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写真屋・写真館の宣伝にGISポスティングが向いている理由とは?活用事例を添えて解説

写真館での家族撮影
この15年で急激なサービス内容の変化が見られた写真屋・写真館等のフォト関連事業。フィルムカメラ利用者が全体の4%にまで落ち込んだ現在、かつてのような「フィルムをプリント」という需要はほぼ無く、デジタルプリントやフォトブックの作成、また高品質な写真撮影といった形での新たなサービス展開が行われています。しかしサービス展開や経営の変化の波に付いていけない店舗も多く、苦戦する店舗が多いのが現状です。

しかしそんな中、中小規模でも新たな顧客層を開拓し、経営に成功する店舗も見られるようになっています。そんな店舗から注目されている宣伝媒体が、商圏データ・地理情報データを用いた「GISポスティング」という手法です。今回はGISポスティングが写真屋・写真館・フォトスタジオ等の宣伝に向いている理由や、宣伝への活用事例についてご紹介していきましょう。

写真屋・写真館の宣伝にGISポスティングが向いている3つの理由

1.潜在顧客に視覚的にアプローチできるポスティング

写真屋が宣伝を考える上で、まず抑えておきたいのが「写真屋サービスの認知度低下」という点です。フィルムメーカーであるフジフイルムの調査によれば、「写真屋で受けられるサービスを知っている」と回答した29才以下の若年層の率は2004年時点では8割強。しかし2013年には、20%近くもこの率が低下し6割程度にまで落ち込んでいます。更に「写真屋を自分で使用した経験がある」という率は、なんと30%台にまで落ち込んでいる状態です。

また同様に、高齢者層で「現在できる写真屋のサービス」を知らないという率が高いことも指摘されています。若年層側は「使用経験が無い」、高齢者層側は「サービスの変化に付いていけていない」というこの2つの理由が、写真屋への敷居の高さを上げていると言っても良いでしょう。

しかし写真屋サービスへの潜在的需要については、実はそこまで大きな落ち込みが見られません。消費者アンケート調査によれば、58%以上の人が「お気に入りの写真をプリントしたい/してみたい」「セルフアルバム等を作ってみたい」と回答しています。またライフイベント等に「プロの撮影を受けてみたい」と考える率も比較的高いポイントを維持しています。つまり消費者の多くは、「写真屋に対して潜在的需要は持つものの、どこで何ができるのかがわからない」という状態なのです。

需要が顕在化していない顧客に対して、インターネット媒体でアウトバウンドマーケティングを行うのはかなり難しいところ。公式ホームページ等はもちろん、リスティング広告・バナー広告等の多くはユーザー側の検索アクションに伴って開始されるものです。写真プリントに対して強い興味を抱くといった「需要の顕在化」が見られない限り、なかなか店舗側から宣伝を行うことができません。

しかし各戸の郵便ポストに配布される「ポスティングチラシ」であれば、まだ需要が顕在化していない顧客にも視覚的に写真屋のサービスやメリットを伝えることができます。「家の近くに写真屋がある」「スマホさえ持っていけばカンタンにプリントができる」「フォトブックが作れる」…多くの人が気づいていない潜在需要に働きかけることで、写真屋店舗の認知度アップだけでなく、サービスへの興味関心度の上昇写真屋利用の心理的ハードルの低下等も狙うことができるのです。


2.タイミングを図った宣伝が可能な「チラシ媒体」

写真館やフォトスタジオでの撮影と言えば、成人式や入学・入園、ハーフ成人式、お宮参り、七五三といった子ども関連のイベント、家族関連のイベントが多いですね。また最近では、ハロウィンの仮装・クリスマスの衣装等で家族写真を撮影するファミリー層も増えています。これらのイベントはいずれも季節性が強いものが多いこと、また近年ではそれらの準備段階が早まっている点が大きな特徴です。

例えば成人式の準備については、呉服店等の着物販売が2年~1年半前、ヘアサロンでの予約受付は平均1年前からとなっています。前年の成人式の報道等を見て「そろそろイベントの準備をしなくては」と、写真館等の利用を考えるご家庭が増えるというわけです。チラシ媒体であれば、このような需要が高まる時に合わせた宣伝戦略を考えるのも比較的簡単。競合店舗より一歩先駆けたタイミングで「早割フェア」のチラシを配布するといった方式で、多くの顧客を獲得することも期待できます。


3.GISポスティングならターゲットを絞り込んだマーケティングが可能

写真屋・写真館・フォトスタジオ等のサービスでは、今後ますます「ターゲットの絞り込み化」が集客を左右することが予測されています。例えば「ファミリー層向け」「若い女性向け」「高齢者向け」といった顧客層を絞り込んだ店舗施設・サービス体制を整えた店舗の方が、中小規模でも売上を伸ばしているのです。

このようなターゲット層を絞り込む経営戦略ならびに宣伝において、商圏データ・地理情報データを使った「GISポスティング」はうってつけと言えます。GISポスティングでは、国勢調査データや不動産データ、推計年収データ等の複数のセグメントを使った配布エリアの絞り込みが可能。例えば「4才以下の子どもが多い地域」「ファミリー層が多い地域」といった地域の指定を行い、集中的にチラシ宣伝を行えるのです。ターゲット占有率が高いエリアに絞り込んだチラシ宣伝を行うことで、配布枚数を抑えつつチラシ反響率・反応率を上昇させることが期待できます。


写真屋・写真館の宣伝にGISポスティングを使った活用事例

フォトスタジオの撮影現場

フォトブック作成のフェアチラシ

【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
  • ・写真屋によるフォトブック作成サービスのフェアチラシ
  • ・スマホを持っていくだけでハードカバータイプのブック制作可能
  • ・初心者でもスタッフによるサポートがあるので安心
  • ・当月中であればフォトブック作成料金50%OFF

【ターゲット層想定】
フォトブックへの需要が高いファミリー層が主なターゲット層。スマホで子どもを撮影してはいるものの、フォトブック作成に踏み切れないスマホライトユーザー層でなおかつ若年ファミリー層がメインターゲットとなる。今後のイベントごとのフォトブック作成、記念日等のビッグフォトブック作成等へのリピート使用を促したいことから、子どもへの費用をかけることを惜しまない平均年収よりも上位の世帯への集中的な宣伝が効果的と考えられる。

【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データから、「18才以下の親族のいる一般世帯数の多い地域」を抽出。更に「0才以上~10才未満の男女が多い地域」「一般世帯人数3人以上」のデータを加えることで、小学校低学年以下の子どもが居るファミリー層の多い地域を抽出していきます。更に推計年収データを使い、地域の世帯平均年収である400万円よりも高い「推計年収500万円以上」のデータを加えることで、フォトブック作成に気軽に挑戦しやすい家庭が多い地域を絞り込むことが可能です。


エンディングフォト専門フォトスタジオの体験チラシ

【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
  • ・遺影となるエンディングフォト専門の写真館
  • ・プロのメイクアップアーティストによるメイクサービス有り
  • ・衣装レンタル・セット撮影に対応
  • ・自宅までの出張サービスあり
  • ・Lサイズフォトプリントまでの体験サービスフェアを開催

【ターゲット層想定】
「輝いている自分の姿を残したい」「元気な姿を家族に憶えていてほしい」と考える高齢者層、ならびにその家族がターゲット層。葬儀やエンディングイベントに「自分らしさ」を求める率が60代後半~70代に多く見られるようになっていること、美容や外見の若々しさにこだわる高齢女性が増えていることから、60代・70代からの女性からの反響が最も大きいと考えられる。衣装レンタルセット・特別セット撮影等の高単価サービスの注文を増加させたいため、美に対する費用を惜しまない準富裕層・富裕層に宣伝を行いたい。

【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データから、「65才以上の親族のいる一般世帯の多い地域」および「65才以上のみで構成された一般世帯の多い地域」を抽出。更に「65才~79才の女性の多い地域」のデータを加えることで、ターゲット層である高齢者層の多い地域を絞り込みます。更に推計年収データを使い、「世帯平均年収800万円以上」の世帯が多い地域のデータを加えることで、エンディングフォト等のオリジナリティあるサービスに魅力を感じやすい準富裕層以上の高齢者占有率が高い地域に対して、集中的に宣伝を行うことが可能です。


<おわりに>
写真屋・写真館のチラシ宣伝では、サンプルとなる写真画像の美しさチラシの紙質等宣伝の反響度・反応率を大きく左右します。GISポスティングであればターゲット層の多い地域を絞り込んでいけるため、配布枚数を抑え、その分だけクオリティの高いチラシを作ることも可能です。従来のチラシ宣伝をアップデートさせた「GISポスティング」という宣伝媒体は、今後写真屋・写真館の宣伝に不可欠の存在となるとも予測されています。

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